講演は6テーマありました。どれも大変勉強になる講演でしたが、中でも興味深かったのは、小倉記念病院ME室 伊藤朋晃先生の『そのトラブルはなぜ起きたのか~人工呼吸器とその周辺機器のトラブル~』でした。
人工呼吸器のトラブルは、院内、在宅関係なく起こりうる事であり、それは器械によるトラブル(システムエラー)、人為的なトラブル(ヒューマンエラー)とあります。
トラブル時の対処方法を知っておくということが大事になりますが、1番大事なのはトラブルを想定し、その準備ができているかというところにあると思いました。
たとえば、バックバルブマスクの場所把握や外部バッテリーの充電、接続方法などを、スタッフや家族が操作できるようにしておくことが重要だと考えます。
今回の2日間の講演は、吸引や口腔ケア、呼吸リハ、呼吸器トラブルなど呼吸療法に関わる項目が多岐に渡り、非常に勉強になりました。
社内で教わったことも多く含まれており、また現場での経験を踏まえての勉強会ということで頭の中にも入ってきやすかったです。
今回学んだことを業務で活かし、更なる自己研鑚に努めたいと思います。
最後に今回の講演をされた先生方、並びに臨床セミナーの関係者の皆様ありがとうございました。
久留米営業所 今村