●講習日時:平成27年8月21日
●講習会場:アクロス福岡 608号
●講演内容
1.「HOT業者に望むこと」
松下 至誠 先生
(医療法人貝塚病院 麻酔科 在宅医療部門部長 緩和ケア内科)
2.「HOT現場からの視点」
東 雅之 先生
(敬愛会ちばなクリニック 慢性呼吸器疾患看護認定看護師)
東先生の患者様に対する想いが非常に伝わる講演内容だった。呼吸器疾患の専門外来での具体例として、上記以外にも印象深い物が多かった。外来立ち上げ後間もない頃、サチュレーションが上がらない患者様に対してNPPVの導入を躊躇してしまい、導入しないまま帰宅させた所、翌日お亡くなりになったそうだ。非常に後悔の念にかられ、仕事が手につかなかったと仰っていた。その口ぶりから患者様に対する想いがひしひしと伝わってきた。
これだけの想いを持って患者様と接すれば、かならず信頼を勝ち取れるのではないかと私は感じた。ただ器械のメンテナンスや使用上の不都合な点を拾うだけでなく、生活環境に踏み込んだ問題点を解決する事も重要だと思う。
また、医療器業者に対する医療者のイメージ調査も今後の営業に役立てていきたい。必要な情報を邪魔にならないよう伝達し、先方の意向を汲んだ動きが取れる様努めて行く。その為には知識の拡充は不可欠であり、また得意先の取引先など情報収集も怠ってはならないと思う。
今回のセミナーでは勉強になる事が多く、有意義な時間だった。
講師の先生方、貴重な講演、有難うございました。
久留米 石崎友亮 |