睡眠時無呼吸症候群とは無呼吸が起こる仕組み症状治療保険点数使用機器
自己チェック検査
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睡眠時無呼吸症候群とは、その名の通り、眠っている間に呼吸が止まることを何回もくり返し、それによってさまざまな日常生活に障害を引き起こす疾患です。 一晩に30回以上、または1時間に5回以上呼吸が止まる方は睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
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呼吸が止まるタイプには「中枢型」と「閉塞型」のそしてその、2つが混合する「混合型」の3種類があります。 殆どは気道が閉塞することによって起こる「閉塞型」です。肥満や首が短かくて太い、扁桃が大きい、あごが小さい、などがある人はもともと気道が小さくなっており睡眠中はのどの筋肉が緩み、軟口蓋や舌根が下がることによりますます気道が狭くなります。 その状態で息を吸い、陰圧が強く かかると、完全にふさがってしまいます。
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睡眠が充分取れないため、昼間眠かったり、集中力が落ち、車を運転していてもわずか数秒で眠って しまい事故を起こすことがあり、正常な人に比べ交通事故の頻度が高いことが判っています。 この病気は高血圧、不整脈、体のむくみなどをおこし、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などの合併症が数倍多いと言われており、 睡眠中の突然死の原因の一つだとも言われています。
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睡眠時無呼吸症候群と診断されたら、その程度によって治療が必要になります。 治療内容においては主治医と患者さんと相談の上で決めていきますが、下記のような治療方法があります。
※CPAP療法とは・・・
寝る時に、鼻にマスクを着けて空気を送り込むことによって、気道がふさがるのを予防します。 ほとんどの睡眠時無呼吸(閉塞型)の患者さんに有効で、治療の第一選択とされています。 患者さんによって適正圧(空気の強さ)が違うため、導入にあたっては一泊の検査入院が必要となります。 この治療は健康保険の適応となっています。 (適応基準を満たした方)
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※現在、各メーカーより様々な機種が発売されています。
フィリップス・レスピロニクス
REMstar Mシリーズ
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以下のような質問事項に対しあなたの眠気の程度はどうですか? 自分に当てはまる項目をチェックし、合計点数を出してください。
合計点数が11点以上の場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があると言われています。 睡眠時無呼吸症候群の疑いがあると思われた方は、検査を受けられる事をお勧めします。
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無呼吸症候群の診断検査方法は、症状・状況によって異なります。 詳しくは主治医の先生にご相談ください。
就寝時に指先にセンサーを取り付けて一晩の血中の酸素飽和度を記録します。 無呼吸によりおこる酸素の低下の状態を調べる事ができます。
呼吸センサーと、指先に血中の酸素飽和度を調べるセンサーを取り付けて検査を行います。 無呼吸の指数(AHI)と酸素の低下の状態を調べる事ができます。 自宅で検査ができ、結果は後日診断ができます。
PSGは、睡眠状態を精密に調べる検査方法です。 脳波や心電図・筋電図、眼球の動き、呼吸、血中の酸素飽和度などを測定することで、睡眠の深さ(睡眠段階)、睡眠の分断化や覚醒反応の有無、睡眠構築、睡眠効率などを呼吸状態の詳細とあわせて診断します。