【セミナー】呼吸療法セミナーin湘南2014
【日時】2014年7月19・20日(土・日)19日9:00開始/20日16:10終了
【会場】湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県藤沢市辻常神台1-5-1)
【主催】日本医工学治療学会呼吸器分科会(代表 渡部和巨)
【参加対象】3学会合同呼吸療法認定士の資格をもつ看護師・理学療法士・臨床工学技士
※2日間で認定更新のための点数50点が取得できます。
※米国呼吸療法学会(AARC)、国際部会(ICRC)発行の認定証も授与されます。
【定員】60名(定員になり次第終了)
【受講料】20,000円(受講料+テキスト代)
【申込み方法】
湘南鎌倉総合病院ホームページ"呼吸療法セミナーin湘南2014申込方法"をご参照の上、
E-mailにてお申し込みください。
【URL】http://www.shonankamakura.or.jp/section/section02/kokyuryohoseminar2014.php
【参加Drの感想】 湘南鎌倉病院 内科 西野宏一
本セミナーはBoise State大学 呼吸療法学科教授のLonny Ashoworth先生による、人工呼吸管理のワークショップです。
私もこのセミナーの存在は以前より知っておりましたが、毎年スケジュールが合わずに参加することができず、今回が初参加でした。
セミナーに参加した率直な感想は「なんでこんな素晴らしいセミナーに自分はこれまで参加しなかったのか!?」でした。
まず、今回のセミナーの概要です。
①各呼吸モードの基礎
②人工呼吸器の初期設定
③グラフィック分析:異常の原因とその対処法
④ウィーニングの方法
⑤実際の人工呼吸器を使用してのデモンストレーション
レクチャーのテーマ自体は基礎的なものでありますが、それぞれにLonny先生
の長年の臨床経験に基づく深い考察と最新のエビデンスがちりばめられており、
初期研修医はもちろん、人工呼吸器管理の経験をある程度積んでいる上級医に
とっても目からウロコの内容ばかりでした。そしてセミナーの目玉である、
人工呼吸器と肺モデルを使ったデモンストレーションでは、レクチャーで学んだ内容を、
参加者が実際に人工呼吸器に触れることで「生きた知識」として定着させることができました。
セミナー全過程を通して強く感じることは、Lonny先生の「臨床家」としての素晴らしさです。
Lonny先生は聞きます、「この異常波形をみたとき、君たちは何から鑑別しなければならない?
そしてどんな順序で設定を修正すべきなのか?」。自分のオフィスではなく、
長年ベッドサイドを中心に働いてきた者のみが教えることのできるclinical pearlは、
教科書を読んだだけでは決して手に入れることができません。
そして、それこそが臨床現場ではもっとも大切な情報なのです。そんなLonny先生に対して、
日頃より人工呼吸管理に悶々としている当院の研修医たちから次々と質問が飛び出したことは言うまでもありません。
一つ一つの質問にLonny先生は丁寧に答えてくださり、結果的に質疑応答は予定終了時間を大幅に過ぎて終了となりました。
おそらく都内で一般に開催したら参加費1万円は必要であろう内容のセミナーを、院内で、しかも無料!で開催していただき、
我々は本当に幸運であると感じています。今回の参加者は医師のみでありましたが、
是非とも人工呼吸管理に関わるコメディカルの方々にも参加していただきたいと思います。
(ちなみに、Lonny先生は英語で話しますが、なんと同時通訳付きであり英語が苦手な方でも全く問題なく参加できます。)
そして、このような素晴らしいセミナーが今後も当院で長く継続され、さらに盛り上がっていくことを願っています。
【問合せ先】
日本医工学治療学会呼吸器分科会
代 表 渡辺 和巨(湘南鎌倉総合病院 副院長)
事務局 湘南鎌倉総合病院 呼吸療法部
〒247-8533 鎌倉市岡本1370-1
TEL:0467-46-1717(病院代表)
Mail:shonan_seminar@shonankamakura.or.jp
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